地球生態学EP/環境リスク共生学科同窓会代表 石川正弘

大学における学びの根幹とは、すでにある知識を身に着けるのではなく、新しい知を生み出すことだと確信しています。地球規模では温暖化や気候変動が危惧され、世界では人口増加と都市化が進み、エネルギー問題や食料問題も大きくなる予測困難な時代へ突入します。日本国内では少子化・超高齢化社会がやってきます。大学生や未来の大学生にとって、正解がわかっていない問題に満ちた時代となります。都市・社会・環境の問題が複雑化する時代において、グローバルとローカルを繋ぐ視点と実践力を身につけ、分野横断と文理融合によって、新しい知を生み出すことが都市科学部そして環境リスク共生学科の使命であると思っています。「都市科学」そして「環境リスク共生」という知のイノベーションを学生・教職員で盛り上げていくために、自然環境・生態系・地球・社会・都市・リスクという多角的な視点から、従来の「専門」という枠を超えて学ぶ学部・学科であると考えています。都市をめぐる様々な課題を解決し、新しい価値・イノベーションを生むための都市科学という学問領域を体系的に学ぶことを充実させることは重要であると思います。知の統合型教育を展開することで、都市の未来を俯瞰する視点を持ち、地域課題や地球規模の課題に挑戦する人材が同窓会からはばたいてほしいと思っています。
令和6年度は環境リスク共生学科の新入生向けのフィールド演習(学科必修科目)が4月20日(土)・21日(日)に計画されています。コロナ禍が落ち着いたこともあり、宿泊での演習が復活します。同窓生からは、入学間もない時期に同フィールド演習で学生同士が交流できてその後の大学生活へスムースに入っていけたという声も聞きます。納入いただいた同窓会会費は下記のような事業に活用させていただく計画となっており、新入生向けフィールド演習への支援もその一部となっております。是非とも同窓会にご加入(会費納入)いただき、充実した学生生活を送っていただけますよう、ご案内申し上げます。
地球生態学EP/環境リスク共生学科同窓会では、次のような支援・活動を予定しています。
- 新入生向けフィールド演習への支援
- 特別講演等の開催
- 優秀な在校生の顕彰等
- 新入生歓迎会・卒業生祝賀会開催支援等

遠隔地フィールドワーク(神奈川県西部の丹沢地域にて)